お知らせ
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自分で咬む力を
取り戻す。
歯科医×管理栄養士患者さまと二人三脚の訪問治療
「食べたいものを、自分で食べる」――。これを生きている限り続けることは、実は簡単ではありません。加齢・病気・障害などによって歯や歯ぐきが病気になったり衰えたりして、やはり食べる力は下がっていきます。また、筋肉量が減り筋力や身体機能が低下すると、自分で咬んだり、飲み込んだりすることも難しくなっていきます。
「食べたい物を、自分で食べる」を長く続けていくには、正しいケアが効果的です。そのためにはお口の問題をケアする歯科、栄養管理の専門家である管理栄養士の連携が必要だと私たちは考えます。お口は、健康の入口。食べたいものを自分で食べ、豊かで健康的な生活をおくっていただくために――。歯科と管理栄養士、そして施設スタッフさま・ご家族さまも含めたチームでの訪問診療をご提案します。在宅訪問栄養食事指導も行いますので、お気軽にご相談ください。
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まずはお口の状態を
知ることから。当院の訪問診療診療で特に重視しているのは、患者さんの「自分で食べる力」です。たとえば、お食事の様子を見せていただいたり、食べ物を咬んで飲み込む様子を嚥下(えんげ)内視鏡で確認したり(嚥下内視鏡検査)することで、積極的に「食べる力」を診ていきます。そして、必要に応じて食事支援や食形態をご提案します。
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お口全体を丁寧にケアして清潔・健康的な状態に保ち、自分で食べる力の維持・向上に努めます。口腔ケアはお口の病気の予防だけでなく、自分で食べることによる免疫力アップ・脳の活性化("全身の健康")にもつながります。
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病気・障害・加齢などによって低下したお口の機能の維持・回復を目指し、誤嚥・嚥下・感覚低下・発語の不明瞭といった症状に合わせてリハビリテーション(ストレッチやトレーニング、刺激を与えるなど)を行います。